【群馬事業所】俺たちの仕事 チェッカーソフトを紹介します


 




こんにちは、群馬事業所の花山口(仮名)です。

今回は群馬事業所で前身の会社からずっと続いている受託案件の柱の1つ、
チェッカーソフトについて紹介します。        


チェッカーソフトって何?    

まず、チェッカーソフトというものについてですが、
機器の点検に使うソフトです。
おそらく名前を聞いてご想像されたままです。

例えば、真夏日に冷蔵庫が故障していて帰宅したら、冷凍庫にいれていたハーゲンダッツが溶けていたら嫌じゃないですか?
僕は抹茶味が好きですが、それがバニラであれ、マカダミアナッツであれ、溶けていたらすごく嫌ですよね。

それを定期的に毎日ずっと監視してくれていたら、
「今日帰ったら(確実に溶けていない)ハーゲンダッツある」と安心して、
仕事でもうひと踏ん張りできます。

僕が携わっているチェッカーソフトはそれのすごい大規模版と思ってもらえると差し支えないです。


チェッカーソフトには3つの機能があります。

・モニタリング              

・グラフ表示              

・ファイル出力              


この3つの機能を駆使して、対象の機器の異常や故障の診断を行っています。


開発言語については、
まだVisual C++ 6.0 のソフトもありますし、
Visual C++ 2013以降 にしてあるものもあります。            


チェッカーソフトの機能を詳しく解説


モニタリングではタイマーによって定期通信を行いますが、 機種によって構成やインターフェースが異なる為、
それに合わせた間隔を設定しなくてはなりません。      

短すぎても長すぎても駄目です。  
           
通信に失敗することもあるので、
リトライの回数や間隔についても慎重に決めています。
イメージを掴んでもらうために図を用意しました。              

 


  

定期通信で収集したデータを画面で確認する時、
もし異常があったとしてもタイミングによって症状が出なかったり、
見逃してしまうこともあります。              

ですがファイル出力をすることで、
長時間収集したデータをファイルに書き込んでおけば、
後々でも異常を見つけやすくなります。

基本的には日毎でファイルを分けていますが、
一度に数日間連続で書き込むことは可能です。        

                   

また、グラフ表示することでより視覚的に確認することも出来ます。

異常があれば線が通常とは違う形を描きます。
モニタリング画面で数値だけ見ているより遥かに効率的で、直感的に発見することが可能です。        

                   

15年以上続いている長寿案件

このチェッカーソフトは、前身会社から15年以上に渡り携わっている案件です。
15年も続いていると時代とともに色んなものが変化していきます。

・パソコン本体の変更              

・パソコンのOSの変更              

・機器本体の変更              

・機器のソフトの変更              

などなど。
周りの変化に合わせて数々の改修、
あるいは派生ソフトの作成を繰り返してきました。                                   

費用もそれなりにかかります。
どうしても上げなきゃいけない理由がないと、
なかなかリプレースできないものです。            

作業は発注元よりお借りしたシミュレータを使って社内で製造・テストを行い、
最終的なテストはお客様が実機(実際に使われる機械)で行います。
 

案件は比較的小さいですが、
毎年必ずと言って良いほど何かしらの改修が入っている当社にとって大事な案件になっています。            


今回は群馬事業所で長年続いているチェッカーソフトについて紹介しました。
なんとなくでも実際にどんなことしているのかイメージしてもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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