【本談】 僕たちが好きな本、読む理由

 

私、倉星ケイ(仮名)と、氏外(仮名)は本が好きです。
双方、毎年100冊ほど本を読んでいます。
他にも読書が好きな社員は弊社にたくさんいます。


この記事は直接エンジニアや技術的なことは関連はありません。
弊社社員がどんなものに興味があり、どんなことが好きなのかを伝えたいだけの記事です。

本が好きな応募者の方に「私も本好きです!」と思ってもらえればいいなと思いだけで
このシリーズを作りました。


今日の本好き二人。

本を読みだしたきっかけについて

氏外:

元々自分に自信がなくて、なにか自信をつけたい、知識を身につけたい…
と思ったのが一番大きい理由です。

それは一種のコンプレックスのようなものですね。
営業の仕事をしたときに自信がなくて全然売れなくて、
他の人がしていないことをやろうと思いました。

そこで始めたのが毎日ブログを書く、ビジネス本を読む、
新聞のトピックを切り抜くことです。

毎日新聞の気になる記事を切り抜いて、ビジネス書を読んで、
ブログにその内容を書くということを続けました。

それをずっと続けていると、「大変なことを継続できている」ということで、
自分に自信を持てて、売れなかった営業での行動が変わっていきました。


今でもそうなんですが、大前研一さんの書籍を読んだときに、焦りというか、悔しさのような感情に襲われます。

思考や知識における圧倒的な差を感じるからです。

いつか大前研一さんの頭脳に追いつけるのかわかりませんが、本は読み続けて焦りながら成長していきたいですね。


倉星:

それわかります。

ぼくは松岡正剛さん、佐藤優さんにそれを思います。
松岡正剛さんは千夜千冊という書評サイトを運営されています。
一つの書籍からの知識の広がりが果てしない。

佐藤優さんは多くの著書を出版されていますが、『読書の技法』を読んで、
アウトプットする知識が枯渇しないことに納得しました。
想像を絶するインプット量です。


ぼくの読書は保育所でずっと読んでた『エルマーの冒険』から始まっています。
毎日飽きもせずずっと読んでたと、母から聞かされました。

小学校はひたすら漫画。
高校から純文学ばかり読み始めました。

太宰治、森鴎外、三島由紀夫、江戸川乱歩の小説、
あとは中島らも、ナンシー関のエッセイ。

ビジネス書は読まず(存在すら知らなかった)、
ひたすら図書館から毎週10冊本を借り、毎月50本映画を観る大学生活を過ごしていました。


本を読んで得たこと

倉星:

本を読んでいて得たことは、体系的にものごとを理解することです。
今流行ってる本・有名な本の著者を時系列でたどることで得られることがあります。

村上龍の『すべての男は消耗品である』の村上龍の思考の動きや興味の移り変わりが好きです。

人生は点でなくて線だから、線でインプットしたいと思っています。


氏外:

本を読むと、心が痛くなります。
幸せなぬるま湯につかっている自分ということを、嫌でも思い知らされる。
「こんなにすごい人たちがいるのに、自分は何をやってんだ!」と現実を突きつけられます。

なのですごいと思える本を読むと、その自分が何やってんだっていうので、
がんばれるガソリンのようなものを得れています。

それが数百円、数千円で手に入る書籍はすごいです。
コスパが本当にすごいです。


それぞれの好きな本3選

氏外:

本について話し出すときりがないので、
それぞれの好きな本を紹介して終わりにしましょう。











1.児玉光雄『最高の自分を引き出すイチロー思考』

イチローがもつプロフェッショナルな考え方は、仕事や生き方に十分活かせる内容です。

強く覚えているのが、イチローは試合で最大のパフォーマンスを出すために、24時間365日、起床から試合開始まで、動きをすべてルーティン化していたことです。集中の段階を一つずつ上げて、安定した成果に繋げているのです。

そんな生き方してる人いるんだ、ただただすごい、と率直に感じてた覚えがあります。

ただ、必ず結果を出すというのは、そういことだし、それでも出ないのが、世の中だし。
どちらにせよ、結果のために、とことん考えて、とことんやる「気概」は見習うべきだと強く感じてました。

















2.大前研一『ザ・プロフェッショナル』

大前さんの考えはとても難しいですが、それについていきたいと思っています。
マッキンゼー関連の本は読みつくしました。

自分が仕事をする分野において徹底的に調べて誰よりも時間と労力をつかったという自信がなければ、顧客主義じゃないということをこの本で学びました。

前職の営業においても、徹底的にできることは全てやりましたし、今のエンジニアとしてもそうです。

与えられたことを踏ん張って頑張ってやって、自分がした方がいいと思うことも踏ん張って頑張ってやってきました。
そのおかげで今の自分の軸が出来上がったと思っています。










3.ちばあきお『キャプテン』

今のスポーツ漫画では絶対出てこないであろう漫画。
書店にさえ置かれていない(まれに見るくらい・・・)です。
主人公は野球が下手なんですけど、全国大会常連の青葉高校で2軍補欠。
転校をして、青葉高校からきた野球部ということでもてはやされるけど、実力はない。

主人公の父親が「やってやれないことはない」と毎晩トレーニングをする。
でも、実はみんな知っていたんです、彼に実力がないこと。
でもその努力をみんなは認めていて、キャプテンになるというところから始まりです。

努力でみんなを引っ張っていくところに惹かれました。
ストイック過ぎてついていけないトレーニングにみんながキャプテンを変えたいと主人公に言いにいくシーンがあります。
その時にみんなは主人公が学校での練習後、自宅で過酷なトレーニングしていることに驚愕します。

努力って大切でかっこいいことを漫画で学びました。

倉星:

氏外さんは努力の人ってイメージがありましたけど、リアル版キャプテンですね。笑

ぼくも3つ紹介します。



1.岡本太郎『自分の中に毒をもて』


就職をするか、世界一周に行くか迷っていた学生時代に出会った本。
「迷ったら危険な方へ行け、それが君が君らしく生きられる方だ!」
と熱いメッセージに序盤で出会い、世界一周を決意しました。

南米コロンビアで二回強盗に遭い、首にナイフを突きつけられた経験もあり、
大袈裟でなく危険な目にもあってきましたが後悔なしです。
岡本太郎さんのこの本に出会えてよかったと思ってます。

それからもずっと二択の選択肢があるときには、
自分が嫌だと感じる方、危ないと思う方を選んできました。

それが自分が成長したり、自分の枠を広げるチャンスだと思っています。


2.サンテグジュペリ『星の王子さま』


サンテグジュペリの1000年後も残っているであろう名作。
世界一周中に携帯していたとても学びの多い本です。

「大人はいつも数字や肩書を気にするけど、本当に大切なのはその人が何が好きなのかを知ること」
「自分のリソースを使えば使うだけ、その対象は特別になる」
など、不変的で生きていくために大切なことを学べます。

簡単な文章で書かれているので、一見ただの物語ですが、
抽象度の高い概念を具体まで下ろすと膨大な学びがあります。






3.中村天風『成功の実現』

ビジネス書を読み漁ってルーツをたどっていった結果、出会った本。
10000円するんですけど、岡本太郎の教えに従い、
仕事をしていなかったニート時期に購入。

著者は、肺結核で死の寸前に陥った状態からインドでヨガを学んで復活し、92歳まで生きた人です。
すべての現象をどう捉えるかで世界は最高にも最低にもできる、と思わせてくれる本です。
東郷平八郎、松下幸之助、稲森和夫に影響を与えた人物です。



今回は以上です。
これから弊社社員の本好き達が本について記事を書いていきますので、
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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